理事長さんたち、本当に優しいな…。 今日、急にお邪魔した私を煙たがるわけでもなく、こうして迎えてくれるなんて…。 それに二人とも、すごく若々しい…。 笑顔も素敵で、見てると憧れちゃうよ…。 「翠央、遠慮しないでたくさん食べろよ?」 全然、箸の進まない私を見て、先輩は声をかける。 「はっ…はい。」 そう言ったものの、やっぱり緊張している私は、料理をあまり食べられなかった。