「グルグル見回してるけど、そんなに驚いたか?」 「驚きますよ!こんなに広い部屋だし、ベッドだってあんなに…。あそこで先輩が一人で寝てるんですか?」 「ああ。いつもは俺一人で寝てるよ。でも今後は、どうなるか分からないよな?翠央と一緒に寝ることになるかもしれないし。」 え!? 私があのベッドに…!? 先輩の予期せぬ言葉に、私の周りの空気も巻き込んで固まってしまった。