「この部屋に居る時は、俺のことだけ見てろよ…。俺以外のことは、何も考えるな…。」 先輩は、それだけ言うと顎を持っていた手を離して、強く抱きしめた。 甘い爽やかな先輩の香りがフワッと漂う。 ひゃあ〜! 心が落ち着かないよぉ…。 どうしたら、落ち着くことが出来るのかなぁ…? やっぱり、私…… ここのところ明らかに変だよ…。