大切な幼なじみだけど… 暁が抱いてくれている気持ちとは…ちょっと違う… 「翠央、俺にしろよ…。な?」 優しく… でも、どこか切ない暁の声が私の耳に響く。 私…… なんて答えたらいいんだろう…? 何度も言葉を発しようとしては、口を閉じる… それを数回繰り返していた時だった。