秘密な契約と掟破りな愛


「……お姉ちゃん…」


「……大丈夫。すぐ戻って来るから」



男の子を残し、男の後ろから着いて行く。今からする事を思うと…凄く気持ち悪い…。



若い男ならまだしも…おじさん相手だなんて…ついてないとしか言いようがないわ…。



腕もズキズキと痛むし…。血の気が引いて行ってるのがわかる…麻痺して来てるもの…。



「……ねぇ……集中出来ないから……止血だけしてもいい…?」



集中出来ないなんて嘘。出来る限りは時間延ばしたいだけ…。