「…最初はそう思ったわ。だけど……違うって事に気付いたの。錯覚なんかじゃない…」 だって…こんなにも苦しいんだから。あなたの冷たい態度が胸に突き刺さって凄く…苦しい。 「…お前は…俺の事知らねぇからな。教えてやろうか……今日の昼間の事…」 昼間の事?慎矢さんが…犯人を撃ったって事…?さっき聞いた事…? 「……ええ。知りたいわ」 どんな事を聞いても大丈夫。 私の気持ちは揺らいだりしない。