部屋にいた女は、かなりの確信犯だ。 「な、なんのこと~?」 目を泳がせて呟いた女の名前は、鈴木 加奈。 俺の2つ下の、中学3年。 「てめ、ふざけんな。俺の彼女がいる時に部屋に来るのやめろよ。 お前、絶対わざとやってるだろ!」 加奈は、はたからみるとすごく可愛いらしい。 加奈を見ると、なぜか俺の彼女は、 急に嫉妬深くなるんだ。 そして、近いうちに俺は、今の彼女にも振られるだろう。