ずっと嘘ついてて、
加奈を傷つけて、
ずっと幼なじみのままでいる為に…お前を突き放していた。
逃げてばかりの俺でごめんな…
本当は俺が幼なじみの関係に一番こだわり続けてたんだ。
「…キスしても、翔ちゃんを諦めなくていい?」
「…諦めんの?」
「…そんなの、無理…」
加奈が目を閉じて、
唇が触れそうになった瞬間、
突然ドアが開いた。
「兄貴?
母さんが食いたいもんないかって聞いてっけど…」
こんな場面を生意気な弟に見られるなんて、
悪夢だ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…