俺が彼女を好きな理由 ~嘘つきな俺~【短】



それから、加奈は家に来なくなった。


朝も、夜も、会わない。

明らかに俺を避けてるんだろう。


何日後かの夜、


加奈の受験する高校が、俺の高校ではない事を、母さんから聞いた。


「てっきり、翔太と同じ高校を受けると思ってたのに、残念ね」


母さんの言葉が、遠くに聞こえる…。


風邪かな…?やべ…熱あるかも…

「ちょっと、翔太…?」


どうやら俺は、

そのまま卒倒したらしい。

次に目が覚めた時、目に入ったのは、


「…翔ちゃん?大丈夫?」

やっぱり加奈の、不安気な顔だった。