数日後の放課後の事だった。 「翔太、はっきりしてよ!」 俺を責める彼女。 予想通り、俺と彼女の仲は悪くなる一方で… 加奈とただの幼なじみだなんて信じられないと主張する彼女に、 急速に俺の気持ちも冷めていくのが解る。 「…もう、俺を信じられないなら、終わりにしよう」 そう言ったら言ったで、別れたくないと言う。 ……なんでこんなに女って面倒な生き物なんだ? そう考えてしまう俺って…あまりこういう事に向いてねーなって思う。