「「「キャー」」」


私を囲っていた女子生徒が散り散りに逃げ出す。


声の主は健三だった。


ん?


てか今何て言った??


―付き合ってちゃ悪いか―

絶対肯定の意味で取られたよ!!


どうしてくれんのさっ!!


「へぇ、オマエら付き合ってるんだ」


更に背後からやっぱり聞き覚えのある声がした。


「玲ちゃん!!そんな訳ないでしよッ」


振り返ると玲ちゃんのいぢわるな笑みがあった。


「健三、何であんなこと言うのよ」


「別に肯定した訳じゃねぇ」

「いや、待てよ…オマエら付き合え!!」


は?!?!?!?