「2人で何の教育してんだよ~」



「忍やらし~。実際どこまでいったんだぁ~」



「ちょっと男子やめなよ」



茶化す男子の声に止める女子の声。



思春期の男子は何でも下ネタに繋がってしまう。



どっからそんな発想がでるんだか。



私たちの事を話題にするのはしょっちゅうだからもう慣れた。



からかわれる理由は2つ。



1つは忍がバカなくせにわりとモテるし人気があること。



もう1つは私達が付き合ってるってことで茶化されても忍が照れる訳でも、
言い返す訳でもなく、それに便乗して私をからかうのがみんなは楽しいらしい。



まぁどっちも忍が原因だと言うことは確かだ。



「ちゅー止まり」



忍が発したその声に皆の視線が私たちの方に集中する。



「ちょっ忍何言って…「俺はもっといきたいんだけどこいつガード固くてよー」



いいかけた私の声を忍が遮る。



こいつ、
いないことべらべら喋りやがって!!



マジ殺す!!