私は龍矢と一緒に
教室を歩き回った。

もちろん手を繋いで
歩き出した。

そしたら同級生の女子が、
私達を見つけてやって来た。

「ねえ龍矢君?
この子と付き合っている
噂があるけど、
嘘だよね?」

「本当だよ。」

龍矢?私はまだ・・

「いけないのかよ。
俺はずっと香織が好きで
香織の為ならどんな事でも
出来るんだよ。」

こんな怖い龍矢を見たのは
初めてだった。

海の時は男の人だったのに
女子にも怒る姿を見て
驚いてしまった。

「こんな子と付き合っても
似合わないよ!!」

「もし香織に指一本でも
触れてみろ?
お前達がどうなるか
分かっているよな。」

龍矢は威嚇して
彼女達は何処かに行った。