私は凄い目線を感じた。

龍矢を見てみると、
何だか威嚇している
目をしていた。

私何もしていないよ。
反町君と挨拶をした
だけなのに。

けど待てよ?
私はまだ彼女じゃない。
告白もしていないし、
されてもいない。

けど夏休みの一件から
龍矢を見る目線が、
少し変わってしまった。

「みんな揃っているな。」

片山先生が入ってきて
生徒会の顧問である。

「今度の文化祭で
女子は浴衣を着て
欲しいんだ。」

「はあ???」

「いいじゃないか?
毎年着ているんだぞ。

お前兄貴から聞いて
いないのか?」

興味がないので
全く聞いていない。

もっとビックリする
ような事が起こる。