休みの日になった。

「やっと着いたぞ。」

聡史さんの一言で
やっと車から降りられた。

ここに来るまで渋滞に
はまってしんどかった。

私が荷物を持っていると
ヒョイと誰かが持った。

「龍矢?」

「おチビには大変だから
持ってやるよ。」

私の荷物を軽々持って
先に歩く龍矢。

後で私以外の人たちが
笑っていて当たり前。

そう麗子さんのパパが
持っている別荘に
やってきたのです。

里中家4人。
片岡家4人。
結城家4人。

久しぶり3家族が
集まったのです。