みんなが帰った後、
私達3人が残った。

「明日からどうするの?」

「片岡の家で暮らす。
優子さんと交代だよ。」

「正道さんと結婚は
来年じゃなかった?」

「そうだよ。
もうじき生まれてくる
子供の為にも、
片岡の家で暮らすの。」

「寂しいな。」

「そういうえみりは
一緒に暮らしているくせに。」

「うん。」

「本当だよ。
龍矢が生きていたらと、
親バカになると、
ふと感じるよ。」

隼人の言葉に私とえみりは、
頷くしかなかった。