「何言っているの!!

龍矢君の子供だよ。
産まないと一生後悔する!」

「えみりの言った通りだ!!

龍矢の子供だよ。
香織しか埋めないんだよ!」

「私1人で産めないよ!!

龍矢がいないと、
私は何も出来ないんだよ。」

私はえみりに抱きついて
泣いてしまった。

「香織・・。
実は私も妊娠したの。」

「ええ??」

「そうなんだ。
だから一緒にみんなで
育てよう。」

「みんなで?」

「そうだ。
香織は1人ではない。
えみりや俺がいる。

龍矢の両親や香織の両親
いるじゃないか。」

「隼人・・・。」

「だから産もう。」

私は1人ではない。
みんながいるんだね。