気が着くと、
私は病院のベッドだった。

「香織?」

「ママ。
どうして。私・・。」

「良く聞いて欲しい。

香織のお腹の中に
赤ちゃんがいる。」

「赤ちゃん。」

龍矢の子供だ。

「ママ・・・・」

「心配しなくっても
良いから。

香織は何も考えなくっても
良いから寝なさい。」

私はママに言われるままに
また深い眠りに着いた。