次の日。

「もうじきだね。」

「ああ。」

「電話もメールも・・」

龍矢は私が話す前に、
深いキスをくれた。

私と龍矢は放送されるまで、
深いキスをしていた。

龍矢が旅立って、
飛行機を眺めていた。

「いってらっしゃい。

何があっても待っている。」

「行ったのか?」

振り向くと龍太郎がいた。

「うん。」

「心配するな。
けどな本気で香織が
好きだった。」

「ごめん・・・。」

「謝るな。
余計に俺は傷つく。

後悔するなよ。
こんないい男を振ったから。

けど直ぐに女は出来るよ。」

彼の顔は笑顔に変わった。

あなたがいたおかげで、
私と龍矢の絆は強くなったよ。