「心配するな。
香織が目を覚ませば、
戻るから。」

「一生帰って来なくっても
いいですよ。

香織の心も体も俺が
貰いました。」

俺は殴ろうと思った時、
香澄さんが血相を抱えて
出てきた。

「どうした!!!」

「香織の記憶が無いの!!」

俺が香織の傍を離れた
ばかりに、
香織の記憶が無くなった。

「俺のせいです。」

「違う!!
龍矢のせいではない!!」

太郎さんは言ってくれたが、
俺の責任だよ。

「俺は帰ります。」

「2度と香織の前に
現れるなよ!!」

隼人のいとこに言われた
俺は言い返せない。

俺はアメリカに帰った。

・龍矢サイド終わり・