写真を眺めていた。
龍矢と私との写真。

「もう限界だよ。
別れたほうがいいよね。」

季節はクリスマスイブ。

アメリカで女性の人と
一緒に過ごすに決まっている。

私は龍太郎に会いに、
家を出て行った。

別に会いたくない。

けどいつの間にか写真まで
撮られてしまって、
龍矢に見せると言い出した。

彼の家に着いて
チャイムを押して
出てきた人物に驚いた。

「あら?香織さん。」

「柚子さん。」

「私ね今から隼人と
ホテルの部屋で過ごすの。

あなたのお友達に言って
おいて貰えます。

隼人は2度とあなたと
会うことも無い。」

柚子さんは私に言って
家を出て行った。