家の中に入ると
兄貴が立っていた。

「何だ?アイツ?」

「隼人のいとこ。」

「いとこ?」

「お前厄介な奴に
捕まったかもな。」

「いやだよ!!」

私は兄貴を押し退けて
家の中に入った。

龍矢会いたいよ。

彼のひつこさは
まだ始まったばかりだった。