「龍矢はきっと、
香織の元に帰ってくる。

お前が龍矢の背中を
押してやれ。」

パパの目から一筋の
涙が出てきた。

パパも辛い選択を私に
させる事に罪悪感を
持っている。

けど私が龍矢を離さないと
龍矢は多分行かない。

「1週間だけ待って欲しい。」

「分かった。
聡史に伝えておく。」

私は悩みに悩んだ。