本番が始まった。

泣いて喜んでいる子。
振られて泣いている子。

イベントは様々な事が
起こる。

けど告白をして、
振られるのも、
人生かも知れない。

私は龍矢に上げた
靴下を見に行くと
誰よりも1番高い所に
飾っていた。

「おチビだから
取れないだろう?」

後を振り向くと
龍矢がいた。

「無理だよ。
あんなに高い所に
飾るなんて。」

「当たり前!!
他の奴に奪われない
様にしてある。」

龍矢が靴下を取って
私に渡してくれた。

中には手袋が入っていた。