「香織ちゃん。
隼人君の事は龍矢に
任せておきな。」

「優子さん。」

「えみりちゃん。
隼人君の事を知って
いるでしょう?」

「優子さん知って・・。」

「うん。
えみりちゃん。
隼人君を好きでいたら、
いずれはあなたの方に
向いてくれる。

それはいつになるかは
分からないけど、
隼人君を誰にも負けない
位に好きでいる事。

それが今、
えみりちゃんが出来る
唯一の出来事だよ。」

優子さんの言葉に
えみりは納得して
優子さんに抱きついて
泣いてしまった。