すると‥ ――コンコン ん? 今、ドアがノックしたような… 俺は、片方の耳のイヤホンを外した。 ――コンコン 「湘〜」 莉子の声がする‥ 「はーい…」 俺はドアに向かって返事をし、再び耳にイヤホンをして読みかけの漫画を読み始めた。 ―――ガチャ 「湘〜、あのさ‥――――」 莉子が俺に近寄り、俺があぐらをかいている前に座った。 莉子からはシャンプーのいい香りがしている‥ 風呂に入ったばっかりだ。 見なくてもわかる… 「ちょっと〜、聞いてるの〜!?」 .