「湘…」


「おめでと‥」



湘は広輔くんを見て、優しい顔で微笑んだ。





「湘ォオ〜、愛してる――!!」


「それは桜に言ってくだーさい…」




ドッ!

会場がまた笑いに包まれた。






電車の中で湘は、昨夜遅くまで漫画を読んでいたから寝不足だと言っていたが‥
それは全くの嘘で、

湘は昨夜遅くまで、ずっとこのバイクをいじっていたことに私は気付いた。



親友ってゆうのは、

なんていいものなんだろう…


結婚式がこんなに感動するなんて、思ってもいなかった‥



桜‥広輔くん‥

結婚おめでとう!!



.