「じゃあ、早速!服見に行こ♪」


莉子が俺の手を、ギュッと握る。



「もう買った‥」


「は?うそ〜〜!?」



「嘘じゃねぇよ。お前が来んのが遅せーから、俺が勝手に選んだ!待ち合わせに遅れた罰だ。文句言うなよなっ」






そう言って俺は、莉子にショップ袋を差し出す。




「あ‥ありがとう。ねぇ、どんなやつ選んだの??もしかして…ホントに露出高めとか……?」


「さぁ?どーだろね……」







俺は、莉子を置いてすたすた先に歩き出す。




「あ‥待ってよ〜!!」



莉子は走って俺に追い付き、俺の手を握った。



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