「どうだ?湘‥良かったら、俺の仕事場に一度見学に来てみないか‥?」

「…おじさんの?」




おじさんの仕事は‥

確か内装屋‥


「ああ。まずは、いろいろと職場を見てみたらどうだ?もしかしたら‥お前が誇れるような仕事が見つかるかもしれないだろ?」

「でも‥いいんですか?俺なんかが、おじさんの仕事場にお邪魔しちゃっても……」



「なーに‥お前は俺の『息子』だぞ?それくらい朝メシ前だ♪俺にも‥お前と莉子の未来の“環境”を作る手助けをしてくれよ!」


おじさんはニコッと笑い、俺が持っている缶ビールに、自分の持っている缶ビールをカチンと当てた。


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