「一つだけ、忠告いたしますが 既成事実を作るのは無しですよ」 私の言葉に レオン様があからさまに 驚いた顔をする。 やはりそうか。 「何故だ?その方が早いだろう」 「考えても見てください。 先ほど、リザはレオン様を 好きでは無いと申しましたね」 「…あぁ、そうだな。」 不機嫌そうな顔 リザの話をする時のレオン様は 驚くほどわかりやすい。 「そんなリザに迫っても 受け入れると思いますか?」 「……………分からん」