カイルさんは
印刷された用紙を丁寧に
確認すると一度頷いて…
「よく一度で出来たな。
コピーの仕方は合格だ。」
「ありがとうございます!」
笑顔でお礼を言うと
カイルさんは何故か
私の頭を撫でてくれた。
それは褒められていると
気付くまで数十秒かかるくらい
不器用でたどたどしい
手つきだった。
…もしかして
カイルさんは
意外と優しい人なのかも
私はこの時、初めて
カイルさんのことを
そう思った。
ちゃんと指導してくれるし
それに何より
私を警戒する雰囲気が
薄くなった気がする。
もしかして
私をメイドとして
認めてくれたのかな?
そう思うとすごく嬉しかった。

