「…正直、他のメイドと変わらない普通の女性だと思いました。…話す前は、」
「…で?」
「で、と申されますと?」
「もっと感じてることがあるなら、正直にサッサと話せ」
「申し訳ありません。」
素直に謝るとレオン様は
何も言わず頷いた。
これは、許すという意味だ
私はそのまま言葉を続ける。
「正直、私はリザを疑ってました。
借金の肩代わりをしてもらうために、レオン様に近づいたのかと…」
「ふぅん…なるほど、な」
「なので、レオン様が専属メイドにしたいと申された事も
正直、反対したかったのです」
「何故反対しなかった?」
「リザは…メイドとして
とても優れています。
仕事も丁寧で早く、従順で
仲間たちに溶け込むのも
速かったですし
レオン様が指名したのも
私の疑う意識が無ければ
反対する意味などありません」
私の言葉を聞いたレオン様は
何故かクスッと笑みを溢した。

