私は手紙を待ち続けた。
1週間
1ヶ月
1年
いくら待っても
手紙は届かなかった。
こちらから手紙を送っても
返事が返ってくることもない。
父は嘆いた。
悲しみ、怒った。
母は俺たちを捨てたんだと
思い込み、来る日も来る日も
お酒ばかりを飲むようになった
母からの仕送りも無くなり
生活はどんどん苦しくなった。
私は学校を止め、働き始めた。
それでも生活は苦しい。
父が賭博を始めたからだ。
私が働いて稼いだ
生活費を全て賭博に使い込んだ
それだけでは飽き足らず
借金もするようになった。
父は、成長するに連れて
母に似てきた私にも
冷たく当たるようになった。
父は毎日毎日
お前も母のように
俺を捨てるんだろう?
と泣くようになった。
そして、ある日…
父が私を捨てた。

