次の休み。


私達は鎌倉へやって来た。紅葉と街並みがとても綺麗で癒される。
佑介は見るモノ全て何もかもが初めてで目をキラキラさせ喜んでいる。

『玲子、ありがとう。本当に来て良かったよ。感謝してる…』

佑介は繋いだ私の手を握りしめた。

『良かった。佑介が嬉しい事は私だって嬉しい』

そう言って佑介を熱く見つめた。
それに応えるように佑介は、私にそっとキスした。

『愛してるよ、玲子』
佑介は呟いた。

私も愛してる…

誰よりもあなたを愛しているわ…。

今だけは…。