次の日から私は佑介のために毎日お弁当を作り甲斐甲斐しく尽くした。

だがまだ〃女〃を知らない佑介は私にどうやって接していいかよく分からないようだ。

私は自分から誘ってみる事にした。帰り道…
『ねえ、佑介。今度の休み一泊で遊びに行かない?近場でもいいからさ!』

佑介はびっくりした顔で私を見た。

『でも…俺、何処にも行った事ないんだ。あの…言いにくいんだけど…その…』

私の中に眠る悪魔が薄目を開けて囁いた

〃そりゃ引きこもってたんだら行く訳がない〃