同じ夢を何度もみる…



真っ暗な闇の中に私はいる。


『ママ、ママ、痛いよ、怖いよ、ママ…ママ』


勇太が泣きながら私を呼んでいる。


私は必死で勇太を探すが見つけられない…。

いつしか私の悲しみは憎しみに変わっていた。


その日も同じ夢で目が覚め、私はそっと勇太の遺影の前に座った。