『ねえ玲子さん、勇太の帰り遅すぎない?』
私は姑の声で時計を見た。
もうこんな時間だ…確かに遅い。

息子の勇太は3日前5歳になったばかりだ。

太陽がまだ沈まないせいか時間が分からず遊んでいるのだろう

…公園はすぐそこだし迎えに行こう
『私迎えに行って来ます』
姑に声をかけ私は公園へ向かった。

公園にはお年寄りが二人。子供は一人も居ない…。