警察署までは車で10分。
私達は相変わらず無言のまま警察署の中へと入った。

説明する刑事が小走りでやって来た。

『早速ですがご遺体の確認をして頂きます。こちらへ』


その【場所】へ向かうローカには全く人気がなく、温かみのなどないヒンヤリとして薄暗い…。


こんな所に待たされた勇太はさぞ心細いことだろう…。