それからすぐ警察へ私達夫婦と姑が呼ばれた。

理由は告げられないままで…。


無言で向かう車の中は重い空気が漂う。


姑は勇太の着替えを抱きしめ赤い目をして外を見たままだった。


夫も目を擦りながら時折ハンドルを力の限り握りしめているのが分かった。


『ママ!ママ!』


そう言って飛び付いて来るに違いない。


警察署の中できっと私達の迎えを泣きながら待っているに違いない…