そう言って あたしは走り去った。 決して振り返らず まっすぐ走った。 目からは涙が溢れた。 これは悲し涙じゃない、 きっと嬉し涙なんだ やっと先生に 伝えることができた。 あたしの3年分の気持ち 返事なんていらない。 伝えられただけでいい。 ───── 先生 ありがとう