残されたフィリシアはただただ呆然と立ち尽くすことしか出来なかった。
呆然したままベッドに向かう。
何か、ふわふわした生き物が目に入った。
「キュイキュイ?!」
少し大きい声になってしまったためか、キュイキュイはビクッと跳ねた。
「あ、ごめんね、驚かせちゃったね。
良かった、もう会えないのかと思ったんだ。」
キュイキュイをそっと持ち上げ、頬を寄せる。
キュイ、と少し鳴いた。
ベッドに腰掛け、先程のアヤトとの会話を思い出す。
平気で仲間を見捨てる…どうして彼にそのように思われてしまっているのだろう。
助ける事が出来たのではないかと………
でも、あのとき月族は…
いつの間にかフィリシアの肩に乗っていたキュイキュイがそっと寄り添った。
まるで、フィリシアの心を察したように。
「心配してくれてるの?ありがとう。大丈夫だよ。」
なでてやるとキュイキュイは目を閉じて気持ちよさそうに鳴いた。
呆然したままベッドに向かう。
何か、ふわふわした生き物が目に入った。
「キュイキュイ?!」
少し大きい声になってしまったためか、キュイキュイはビクッと跳ねた。
「あ、ごめんね、驚かせちゃったね。
良かった、もう会えないのかと思ったんだ。」
キュイキュイをそっと持ち上げ、頬を寄せる。
キュイ、と少し鳴いた。
ベッドに腰掛け、先程のアヤトとの会話を思い出す。
平気で仲間を見捨てる…どうして彼にそのように思われてしまっているのだろう。
助ける事が出来たのではないかと………
でも、あのとき月族は…
いつの間にかフィリシアの肩に乗っていたキュイキュイがそっと寄り添った。
まるで、フィリシアの心を察したように。
「心配してくれてるの?ありがとう。大丈夫だよ。」
なでてやるとキュイキュイは目を閉じて気持ちよさそうに鳴いた。


