「え!?あ!ごめん!!だって、月族って言うから驚いて…みんな消えちゃったのかと思って悲しかったの。


父様や母様は昔月族の族長さんと仲が良かったのよ。

何か、今ここであなたに会えたことがとても嬉しい。

これからよろしくね。フィリシア。」


ダリアはにっこりと笑って手を差し出した。


それが何故かフィリシアにとってはとても嬉しくて、心が温かくて、涙が出そうになった。