「さっきの衝撃は一体何?!


せっかくのお茶タイムだったのに…それに地震のせいでお茶がこぼれて服が汚れちゃったわ。


まだ小さい子供はみんな怖がって泣いちゃったし、鳥達も怯えてまだ巣から出てこないのよ。


ねぇ聞いてる!?


ねぇ!!


ねぇ――!!!ユウってば!!」

「…うるっさいな…後でわかるだろ。多分。


頭に響くから少し静かにしててくれ。」


ユウはそばにいる灰眼にウェーブのかかった金髪が肩までのびている少女に向かって素っ気なく言った。