「…時がきたってことだね。


いよいよ、私は使命を全うしなければならない。


ゼオ、と言ったよね?


私は、使命を全うするためにあなたたちから取り戻す。


一族の…誇りにかけて。


…私が何者かなんて、はっきりとした気配が無いから言い切れないだけで、もう大体の見当はついているのでしょう?


あなたも、あなた達も。」


フィリシアはアヤト達の方も見てそう言った。


左腕のリングに手を伸ばした。