「さすが、族長つきの魔法剣士。話が早いね。」


低く、楽しんでいるような声が聞こえた。


突然聞こえてきた声にアヤトとレガートは、はっとした。


そのとき、地面が大きく揺れた。


地のうなる音がする。


やがて、キィーンと耳が痛くなるような音が響き渡った。


なおも地震は続いている。

バタバタと足音がしてユウとミシャが息を切らして走ってきた。