蒼い太陽

「んーとね…私、苦いのダメなのよ。紅茶が良いな、砂糖たくさん入れてあるやつ。」


ダリアはニコニコと注文する。


「はいはい…」


そう答えながらちらっとダリアを見ると、ごろんっと横になり思い切りくつろいでいた。


そんなダリアに少し癒されなからも、フィリシアは紅茶を淹れた。


もちろん、ダリアの方にはこれでもかという程に砂糖を入れてある。


「はい、ダリア。用意できたよ。」


ことん、とフィリシアはダリアの目の前にマグカップを置いた。


ほかほかと、白い湯気があがっている。


「やった!ありがとう!」


ダリアはガバッと起き上がり、ふーふーと息を吹きかけながら紅茶をすすった。