蒼い太陽

「ダリア。何か久しぶりだね。入って。」


フィリシアは微笑んで、ダリアを部屋へと招きいれた。


「久しぶりって…最近フィリシアが全然出てこないからじゃない。


私、つまらなかったんだからねっ」


ぷうっと、ダリアは頬を膨らませて見せた。


「ねぇ、少し痩せたんじゃない?もしかして具合悪いの?」


心配そうな表情を浮かべてダリアが尋ねる。


「…大丈夫だよ。ごめんね、何か気分が晴れなくて…。あ、そこら辺に座ってて。」


フィリシアは眉を下げて笑った。


「ダリア、お茶入れるよ。何が良い?ダリアみたく上手に淹れられないけど。」