蒼い太陽

月族を滅ぼした後、闇族はますます勢力を伸ばした。

月族を滅ぼすだけの力を手に入れた闇族。


太陽族にも脅威となりつつあった。


セフィアは次第に闇に飲まれていった。


太陽族は闇族を封印しようと努力してきたが、なかなか成果が現れないでいた。

闇がそこまで迫り、危険を察知した星族は太陽族に助けを求めた。


ラディアの領地も闇に飲まれつつあり、太陽族の長であるレガートは急遽自身の持てる魔力の全てを使ってこの城を創造し、太陽族と星族を保護したのだった。


「月族さえ、滅びなければ…」


ユウはポツリと言う。


月族が滅びたことがそれぞれの一族に知れわたった時、一族達は一斉に月族の生き残りがいないかとセフィア中の陸・海・空を何年も探し回った。


しかし、見つかることはなかった。


月族というものが最初から存在しなかったかのように思えるほど、月族の痕跡は消滅していた。


月族の族宝もまた、見つからないままだ。