「フィリシア、太陽族も星族も裏切ったりしない。


俺はずっと皆と生活してきたからわかる。そんな事考えて欲しくない。」


アヤトは顔をしかめてフィリシアを睨む。


「どうしてそんなことわかるの?外から入れない筈の魔物がいるんだよ?


可能性はゼロじゃない。ほんとにかすかだけど、闇の力の気配がした……」


フィリシアは内心アヤトの表情にびくつきながらも、反論した。


アヤトの表情はますます冷たくなるばかりで、フィリシアを一層睨む。


そんな中、痺れを切らした魔物達が二人を目掛けて一挙に攻撃を仕掛けてきた。