「…闇族の力が増してるせいで、怪我する人多いんでしょ?


それだけダリアの負担増えてるんだと思って。


星族がみんな回復魔法使えるわけでもないんでしょ?

私が覚えたら、ダリアの負担、少しは減る…んじゃないかと思ったの。」


「…。」


「…ダリア?」


反応のないダリアが少し不安になり、上体を起こしてダリアを見下ろすと、ダリアは天井を見つめて固まっていた。


「どうし…「「フィリシア!!」」


ガバッとダリアは起き上がり、フィリシアに抱きついた。


「え…何…」


「う〜何か、すんごく嬉しかった!!私の心配してくれてたんだね!!
ありがとう!!」